車上荒らし対策に隠しカメラ、防犯カメラとしてGoproは使えるか
車上荒らしや車へのいたずらへの対策としての、防犯カメラや隠しカメラの問い合わせがよくあります。
そのなかでも、車の室内に設置して、犯行を撮影したいと言う声をよく聞きます。
ドライブレコーダーや防犯カメラを設置して、エンジン停止中にも撮影ができればいいのですが、
残念ながら、カメラ等の電子機器を作動させるには、常時電源を供給する必要があります。
エンジン停止中でも、ライトの点灯ができたりしますが、室内灯ならまだしも、電力を大きく消費するヘッドライトの消し忘れをした場合は、バッテリーに支障が出る可能性があります。
カメラでの録画もまた電力をけっこう消耗しますので、車体自体のバッテリーを利用することは現実的ではありません。
別途、室内にバッテリーを用意するというのも面倒くさい作業です。
こうなると、なにか方法がいい方法がないかと考えてみました。
Youtube動画を撮影するGopro社のカメラが人気があります。
Gopro以外にも、多種のアクションカメラが巷で人気がございます。
車上荒らし対策として、車内設置できる防犯カメラ、隠しカメラとして代用として使えるのか考えてみました。
目次
Goproなどアクションカメラは、防犯カメラ、隠しカメラとしても使えます。
Goproなどのアクションカメラは、カメラであることに変わりありません。
カメラであり、マイクロSDカードをメディアとして本体に録画できる装置です。
これらは、リチウムバッテリーを充電して使う機器です。
短時間であれば、防犯カメラや隠しカメラとして利用することが可能です。
ただし、動体検知の機能がないので、スタンバイ作動がなくフル録画として稼働します。
そのため、電池を消耗し続けるため、数時間の録画となります。
日中の外出時など、車を駐車場や路上に停めている間も、車上荒らしやいたずらは頻繁に起こっています。
こういったシチュエーションで、Goproなどアクションカメラを車内に設置して、録画オンにしておけば、確実に犯行を録画して、証拠を抑えることはできるのです。
また、Goproなどアクションカメラには豊富な周辺パーツが市場に溢れていますので、いろんな取り付け方がありますので、設置場所には困りません。
できるだけ気付かれない場所に、カメラを設置するのがコツです。
ここでカメラの録画を気付かれない方法をひとつお伝えします。
Gopro Hero7であれば、カメラ本体前面の左上角に、録画中に赤く点灯するインディケーターライトがあります。
このインディケーターライト部分に市販のブラックテープを貼っておくと、赤い点灯は透けず見えませんので、録画を気付かれることはありません。
黒のビニールテープか、撮影用のブラック紙テープが使いやすいです。
室内用のミニ録画機も、防犯カメラ、隠しカメラとしても使えます。
Goproなどアクションカメラだけではなく、屋内用の防犯カメラのミニ録画機についても、アクションカメラと同様の方法で、車内に設置して、車上荒らしの犯行を録画することが出来ます。
マイクロSDカードをメディアとして本体に録画できる、リチウムバッテリーを充電して使う機器です。
アクションカメラと異なる点は、ミニ録画機ののセンサーには、PIR人体感知(PIR人感センサー)が使われております。
PIRとはPassive Infrared Rayの略で、人体や動物から発生する熱もしくは赤外線の変化を感知する人感センサーです。
動体検知のように動体を感知するわけではありません。
そのため、車内から窓ガラス越しへの撮影する場合は、常時録画にセットして録画する必要があります。
この点は、Goproなどアクションカメラと同様になります。
同様に、電池を消耗し続けるため、バッテリーの電力が切れるまでの数時間の録画となります。
Goproなどのアクションカメラより大きさが小型のものもありますので、
犯行を録画する隠しカメラとしては、こちらのほうがいいのかもしれません。
屋内、室内の防犯カメラ、隠しカメラとしても使えます。
車内ではなく、電源を確保できる室内であればなおさらのこと、Goproなどのアクションカメラやミニ録画機は、防犯カメラや隠しカメラとして利用可能です。
これらの機器は本体重量が軽いので、強力な両面テープで接着することで、固定設置が可能です。
家具などの陰になるような場所に隠して設置するのがコツです。
本体を隠して、さらにインディケーターランプをテープで覆えば、空き巣に気付かれない可能性が非常に高いです。
海外旅行のホテルや民泊での宿泊にも、便利に利用できます。
アクションカメラやミニ録画機は小型で軽量ですので、観光の動画や写真を撮るカメラと兼用してもいいかもしれません。
とくにミニ録画機のほうは、室内に設置するのであれば、ガラス越での撮影ではありませんので、PIRセンサーを使うことが出来ます。
PIRセンサーは熱体や赤外線の変化を感知して、録画をスタートしますので、カメラが侵入者を捉えたときだけ録画をおこないますので、SDカード容量の消費を抑えます。
さて、電源の供給ですが、ミニ録画機のほうは電源アダプターを利用すれば常時電源として使えますので、電源切れの心配がありません。室内であれば永続的に防犯カメラ、隠しカメラとして利用できます。
Goproのほうも、同様に連続フル録画するとは思いますが、公式ページには、
Q:給電しながら撮影できますか?
A:カメラの接続機能としては給電しながら撮影できますが、この撮影方法はカメラのプロセッサーやセンサーなどに負担がかかるため、本体バッテリーのみを使って撮影した場合と比較するとカメラの温度が上がります。温度が上がりすぎると、カメラのオーバーヒート防止機能により、撮影が停止されたり、電源がオフされることがあります。
撮影停止やオフになるまでの時間は撮影方法、温度環境によって異なります。
と書かれております。Goproやアクションカメラについては、試してみることが必要ですね。
Goproに近い製品で安価なものもあります。こちらも防犯カメラとして使えます。
まとめ
今回の「隠しカメラ、防犯カメラとしてGoproカメラは使えるのか隠しカメラ、防犯カメラとしてGoproカメラは使えるのか」について、参考になりましたでしょうか。
車上荒らしの防犯対策として、車のガラス越に撮影できるカメラ、録画機はないかとの問い合わせがよくありますので、この記事を書かせて頂きました。
結論としては、完璧な対策ではありませんが、車上荒らし対策として使えるということになります。
また、エンジンオフの状態でも電源を確保して、録画できるカメラ、録画機を開発しなければならないと感じています。
いつかは、そういった役立つ商品を発売しますので、その際はお役に立てればいいなと考えております。